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シャルキョイはトルコのバルカン半島側の村ですが、もともとは現マケドニアのツァール山麓に住んでいた人たちが移住してきた村で、シャルキョイキリムはその両方の地方で織られたキリムを指します。
ヨーロッパトルコ、正確には現在のマケドニア、ブルガリアあたりで織られてきたシャルキョイキリムは、アンティークキリム好きの方なら必ずご存知といってもいいのではないでしょうか?
緻密な織り、独特のデザインでとても有名ですが、こちらのキリムはフィールドが白(きなり)というとても珍しいシャルキョイキリムです。
おそらく、100枚のシャルキョイキリムを集めたとしても、白いシャルキョイはその中に1枚あるかないか?だと思います。
白いフィールドには菱形に描かれた赤い生命の木を配し、その周りにはたくさんのドラゴンモチーフと、赤と黒の小さな四角形の邪視除けのモチーフがびっ しりと織り込まれています。
生命の木のお花(あるいはざくろの実)の部分も、単色ではなく、透明感のあるブルーと鶯色があしらわれていて、本当に細部にまで細やかな心遣いで織り 上げられたことが偲ばれます。
ボーダー部分にはブルーやピンクなども使われた雄羊の角のモチーフが織り込まれていますが、こちらもシャルキョイキリムのボーダーとしては珍しく、渋くなりがちなデザインに、愛らしさを添えてくれています。
白いフィールド部分に汚れをがんばって落とそうとした痕跡があるのですが、それ以外はほぼリペア跡もなく、とてもよいコンディションです。
もちろん、シャルキョイキリムらしく極細の上質な糸で緻密に織られていて、織り地は薄くしなやか。表面はつやつやとしています。
薄いキリムですが、細かく織られていますので、織り地は丈夫。フロアにお使いいただいてもまだまだ現役でがんばってくれることと思います。 |