チャイグラスの話/ミルクは入っていませんよ~

トルコのチャイグラス
トルコ雑貨の定番、チャイグラス

トルコのチャイ

トルコの人々の生活に欠かせないチャイ。
朝ごはんにも、昼ご飯の後にも、晩ご飯の後にも、お店でのおもてなしや休憩にも、まずは熱いチャイを一杯、というのがトルコ流。

チャイ、というとインドなどで飲まれているスパイスの入ったミルクティーを思い浮かべる方が多いのですが、トルコのチャイはストレートの紅茶。お砂糖は入れますが、ミルクはほぼ入れることがありません。

チャイダンルック

味は紅茶と似ていますが、淹れ方はトルコ独特で、チャイダンルックと呼ばれる2段式のポットを使います。

下の段の大き目のポットにはお湯を沸かし、その上に乗せた小さめのポットの中に茶葉を入れて蒸らしてからお湯を足し、濃いめのお茶を作ります。
グラスに注ぐ際に、上のポットの濃いお茶を入れ、好みの濃さになるように下のポットのお湯をさらに注いでサーブします。

日本の角砂糖よりも小さめの角砂糖をお好みで1~2個入れて、これまた小さめのスプーンでチャリチャリとかき混ぜて溶かしている間に、チャイも程よい温度になり飲み頃に♪

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紅茶のほかにもミントティーやカモミール、セージティーなど様々なハーブティーもよく飲まれていて、このような手のひらにすっぽり収まるくらいの小さめのチューリップ型といわれる、口元が広がったチャイグラスで飲まれています。

トルコではアイスティーは存在せず、熱い飲み物を入れるチャイグラスですが、小さめサイズは日本酒やワインを入れるのにもピッタリ。
麦茶や緑茶を入れても、いつもと違う雰囲気で楽しめます♪

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居酒屋さんをされている当店のお客様、日本酒を出すのにチャイグラスを使ってくださっています。並々注いで、あふれたお酒はソーサーが受けてくれ、ちょうど良いのだとか♪

さてこのチャイグラス、トルコではどの家庭にも必ずあるものなので、トルコの料理本のレシピには、ティースプーン1杯、スープスプーン1杯、という表現に並んで、チャイグラス1杯という表記がされていたりします。

お店やレストランで使われているのは、定番の90mlぐらいのサイズが多いのですが、家庭ではもう少し大きなサイズも人気だそうで、今では160mlぐらい入る大き目のサイズもたくさん作られています。
どのチャイグラスもたいてい底は厚めになっていて、保温性が高くしかも丈夫。
(トルコのお土産屋さんでは、チャイグラスを落として割れないよ~というパフォーマンスをするお店もあるそうです!)

熱いお茶もOKなチャイグラスですが、グラスが冷えた状態で沸騰したばかりのような温度のお茶を注ぐと、さすがに温度差で割れてしまうことがあります。
トルコでは、寒い日などは、予めグラスにティースプーンを入れておいて、熱いお茶はスプーンに当てて注ぐようにしています。

取手付きのものや、近年増加しているアラブ系の観光客好みの金彩の入ったきらびやかなものなど、デザインもとても豊富になりました。

日本で通常ティーカップとしてなじみのあるカップ&ソーサー型もありますが、こちらはトルコではどちらかというとコーヒー用。
チャイにはやっぱりチャイグラスが使われることが多いようです。

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